展覧会

特別展

ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢

Van Gogh’s Home: The Van Gogh Museum. The Painter’s Legacy, the Family Collection, the Ongoing Story

2025年9月12日(金)~12月21日(日)

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の作品は、今日までどのように伝えられてきたのでしょうか。本展は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点を当てます。
フィンセントの画業を支え、その大部分の作品を保管していた弟テオは兄の死の半年後に生涯を閉じ、テオの妻ヨーが膨大なコレクションを管理することとなります。ヨーは義兄の作品を世に出すことに人生を捧げ、作品を展覧会に貸し出し、販売し、膨大な手紙を整理して出版するなど、画家として正しく評価されるよう奔走しました。テオとヨーの息子フィンセント・ウィレムは、コレクションを散逸させないためにフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立し、美術館の開館に尽力します。人びとの心を癒す絵画に憧れ、100年後の人びとにも自らの絵が見られることを期待した画家の夢も、数々の作品とともにこうして今日まで引き継がれてきました。
本展では、ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、ファン・ゴッホの作品30点以上に加え、日本初公開となるファン・ゴッホの貴重な手紙4通なども展示します。現在のファン・ゴッホ美術館の活動も紹介しながら、本展をとおして、家族の受け継いできた画家の作品と夢を、さらに後世へと伝えてゆきます。

みどころ
○みどころ
  1. 1. ファン・ゴッホ家のコレクションに焦点を当てた日本初の展覧会
    ファン・ゴッホ家に受け継がれた作品を中心に、75点をご紹介。出品作品や会場内の映像をとおして、弟テオ、その妻ヨー、ふたりの息子フィンセント・ウィレムが果たした役割を知ることができます。
  2. 2. 30点以上のファン・ゴッホ作品で初期から晩年までの画業をたどる
    オランダから、パリ、南仏アルル、サン=レミ、パリ近郊のオーヴェール=シュル=オワーズと、拠点とした地をたどりながら、ファン・ゴッホの画業の変遷をたどることができます。
  3. 3. ファン・ゴッホが集めた作品や、初来日となるファン・ゴッホの手紙4通を展示
    先輩画家アントン・ファン・ラッパルトに宛てたオランダ時代の手紙4通を展示。ファン・ゴッホの手紙が展示されることはめったになく、今回の出品は極めて貴重な機会となります。

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展覧会基本情報

展覧会基本情報

会期
2025年9月12日(金)~12月21日(日)
会場
企画展示室
休室日
月曜日、9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)
※ただし9月15日(月・祝)、9月22日(月)、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)は開室
開室時間
9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
観覧料

当日券 一般 2,300円(2,100円)/ 大学生・専門学校生 1,300円(1,100円)/ 65歳以上 1,600円(1,400円)


  • ・( )内は前売料金。前売券は2025年7月25日(金)~9月11日(金)までの販売。
  • ・大学生・専門学校生は、9月平日のみ無料。
  • ・18歳以下、高校生以下は無料。
  • ・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料。
  • ・18歳以下、高校生、大学生・専門学校生、65歳以上の方、各種お手帳をお持ちの方は、いずれも証明できるものをご提示ください。
  • ※土日・祝日および12月16日(火)以降は日時指定予約制(当日空きがあれば入場可)
  • ※12月12日(金)までの平日にご来場の場合は日時指定予約は不要です。
  • ※各種お手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)、18歳以下、高校生以下の方は、日時指定予約は不要です。
  • ※詳細は展覧会公式サイトをご覧ください。
本展チケットは転売を禁止しております。不正に転売されたチケットに関するトラブルについては一切責任を負いませんので、ご注意ください。
主催
東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、 NHK、NHKプロモーション、 東京新聞
協賛
NISSHA
後援
オランダ王国大使館
協力
KLMオランダ航空
展覧会公式サイト
https://gogh2025-26.jp
お問い合わせ先
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)

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イベント情報

イベント情報
記念シンポジウム

記念シンポジウム「ファン・ゴッホの家:ファン・ゴッホ美術館 画家の遺産と家族のコレクション、受け継がれる物語」


日時
2025年9月13日(土) 13:00~16:30
登壇者・内容
シラール・ファン・ヒューフテン(本展監修者)「ファン・ゴッホの家: ファン・ゴッホ美術館 画家の遺産と家族のコレクション、受け継がれる物語」
クリス・ストルウェイク(19世紀オランダ美術史教授、元オランダ美術研究所所長)「誠実な仲買人 美術商テオ・ファン・ゴッホ」
レオ・ヤンセン(オランダ王立芸術科学アカデミー上級研究員、元ファン・ゴッホ美術館学芸員)「画家の心をたどる フィンセント・ファン・ゴッホの手紙」
会場
東京都美術館 講堂
定員
220名
お申し込み開始日
2025年7月23日(水) 17:30~

  • ※聴講無料。
  • ※事前予約制。先着順で定員に達し次第、受付を終了します。
  • ※日英同時通訳あり。
  • ※アクセシビリティ対応:手話通訳・日本語字幕あり。必要な方は申込フォーム「その他連絡事項」にその旨をご記入ください。

お申し込み受付終了

朗読シアター

朗読シアター イメージ画像

ユニット<やぶかたり>による朗読シアター「言葉でつないだ家族の夢」
ファン・ゴッホは言葉の画家でもあった──
ゴッホ亡きあとも彼と家族をつないだ「言葉」を頼りに、
なぜ家族はゴッホ作品を守ろうとしたのか、その謎に迫ります。


日時
①2025年11月7日(金) 18:00
②2025年11月8日(土) 11:00
③2025年11月8日(土) 15:00
④2025年11月9日(日) 13:00
出演
今井朋彦 矢代朝子
会場
東京都美術館 講堂
定員
200名 全席自由席
お申し込み開始日
2025年7月23日(水) 17:30~

  • ※料金4,000円。
  • ※事前予約制。先着順で定員に達し次第、受付を終了します。
  • ※開場は開演の30分前。
  • ※②~④はアフタートークあり。
  • ※本編は1時間半以内を予定しています。
  • ※アクセシビリティ対応:聴覚に障害のある方に台本タブレット端末を貸し出します。必要な方は申込フォーム「その他連絡事項」にその旨をご記入ください。

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