展覧会概要・
みどころ
本展でご紹介するのは、表現への飽くなき情熱によって、自らを取巻く障壁を、展望を可能にする橋へと変え得た5人のつくり手たちです。彼らにとって制作とは、より良く生きるために必要な営みであり、文字通り精神的な糧(かて)というべきものでした。詩人の吉田一穂(よしだ・いっすい)は「熱情とは砂すら燃やすものだ」と詠(うた)いましたが、彼らのひたむきな情熱も驚くべき強さを秘めていたのです。
5人の生涯に共通するところはほとんどありません。しかし、その異なる生き様から生まれた作品のアンサンブル――絵画、彫刻、写真、映像――には、「記憶」という言葉から導かれる不思議な親和性があるように思われます。何ら交わることのなかった個の軌跡が、ともにある世界へと見るものを誘う「想像/創造」の連鎖。
本展が「生きるよすが」としてのアートの深みにふれていただける機会となることを願ってやみません。
1. 5人の多彩なつくり手たち
2. 初公開の作品の数々
3. 記憶をキーワードにしたユニークな展示
展示風景をご紹介します
担当学芸員が会場を巡りながら解説します
(ギャラリートーク)
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